黒岩 高(くろいわ たかし)
■略歴
1965年7月 東京都生まれ
1984年3月 岡山県立岡山一宮高等学校卒業
1987年4月 東京大学文科III類入学
1989年4月 東京大学文学部進学
1993年4月 東京大学人文社会系研究科修士課程進学
1996年3月 東京大学人文社会系研究科修士課程修了
1997年4月 東京大学人文社会系研究科博士課程入学
2004年3月 同博士課程単位修得退学
2005年4月 武蔵大学人文学部助教授
※2003年4月~2005年3月 武蔵大学人文学部比較文化学科の非常勤講師として「西アジア交流史」の講義を担当。
■主要著作・論文・研究活動など
1.「清代中国社会に占める回儒の位置」『中国――社会と文化』第20号(2005年)。
2.「学と教――回民蜂起に見る清代ムスリム社会の地域相」『東洋学報』第86巻第3号(2004年)。
3.「械闘と謡言 ― 十九世紀の陝西・渭河流域に見る漢・回関係と回民蜂起 ― 」
『史学雑誌』111編第9号(2002年)。
(1)「中国ムスリム・コミュニティにおける「小児錦」調査――サンプリング調査の一例として――」アジア農村研究会編『学生のためのフィールドワーク入門』、めこん、2005年。
(2)町田和彦・黒岩高・菅原純共編『周縁アラビア文字文化の世界 ――規範と拡張――』
AA研(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)、2004年。
(3)町田和彦・黒岩高・菅原純共編『中国におけるアラビア文字文化の諸相』、AA研、2003年。
(i)「フィールド調査の足跡――雲南編 その1 ――」『中国伊斯蘭思想研究』第1号(2005年)。
(ii)“Introduction of the Research Group on Works by Chinese Muslim Intellectuals”, AJAMES, vol.21no.2(2005).
(iii)「中国に息づくムスリム文化 ― 中国ムスリムの形成と文化的発展 ―」月刊『しにか』(大修館書店)Vol.13 No.3(2002年)。
■専門・所属学会・その他前年の主要社会活動
専門領域は東洋史で、ムスリム(イスラーム信徒)と非ムスリムの社会関係の歴史(主に中国が対象地域)を研究しています。文献資料を中心に扱っていますが、そもそも歴史資料の少ない分野なので、ここ数年は夏になると中国西北・西南地方に出向いて、現地の社会・文化についてのフィールドワークも行っています。また、一口に中国ムスリムの社会・文化といっても一筋縄では行かない所も多く、イスラーム学や中国思想、文化人類学など他の専門分野の研究者との共同研究の機会も増えてきました。
■メッセージ
大学での数年間をどう過ごすかは、もちろん個人の好み次第です。熱心に講義を受けるのもよし、サークル活動や部活動、あるいは趣味に没頭するもよし、ボランティア活動に積極的に参加するのもよいでしょう。何も、一つのことに限る必要はなく、色々なものにバランスよく関わっていく「手」もあるはずです。
ただ、そうした中で忘れて欲しくないのは、大学時代は「自分の視点」「自分なりのもののとらえ方」の基礎を作る―― それは何かを見聞きした時の「直感を磨く」ことでもある ―― 好機だということです。また、そうした「直感」や「もののとらえ方」は情報にあふれた現代社会の中で、自分なりに「素敵でいること」に欠かせないものでもあるはずです。
とはいえ、そんなことは皆さんも重々ご承知のことでしょう。ぜひ、充実したキャンパス・ライフを送ってください。

