小川 栄一(おがわ えいいち)
■略歴
昭和29年 埼玉県生まれ
昭和48年 東京教育大学文学部国語学国文学専攻入学
昭和52年 同 卒業
昭和52年 筑波大学大学院博士課程文芸・言語研究科言語学専攻入学
昭和58年 同 単位取得満期退学
昭和58年 福井大学教育学部講師
昭和61年 同 助教授
平成10年 同 教授
平成11年 同 教育地域科学部教授
平成14年 武蔵大学人文学部教授
■主要著作・論文・研究活動など
著書:延慶本平家物語本文篇上下(勉誠社1990)・索引篇上下(勉誠社1996)
明鏡国語辞典(執筆協力 大修館書店2002)
岩波日本語使い方考え方辞典(共著 岩波書店2003)
延慶本平家物語の日本語史的研究(単著 勉誠出版2007)
論文:延慶本平家物語における文字表記の機能(『国語学』第192集 1998)
■専門・所属学会・その他前年の主要社会活動
専門:日本語史研究
所属学会:日本語学会、訓点語学会、近代語学会、軍記・語り物研究会、日本語教育学会他
社会活動:日本語学会常任査読委員
■メッセージ
現代はインターネットや携帯電話の普及によって、個人と個人の間にととまらず、多数の人どうしの広範なコミュニケーションが可能です。コミュニケーションの範囲は歴史的に少しずつ拡大してきたといえます。その転換期は中世です。平家物語など琵琶法師が諸国をめぐって広める「語り」の文学が発生し、「語り」を通じてコミュニケーションの範囲が拡大するとともに多くの人に解りやすい表現になりました。近代になると明治政府の政策によって「標準語」が定められ、国語教育の推進やメディアの発達によって日本全国に普及しました。現代は若者ことばの隆盛など、新たな日本語の変化も起きています。みなさん、コミュニケーションの歴史としての日本語を考えてみませんか。

