踊 共二(おどり ともじ)
■略歴
昭和35年 福岡県生まれ
昭和54年 東京都立八王子東高等学校卒業,早稲田大学第一文学部入学
昭和58年 同大学同学部史学科(西洋史専修)卒業,
同大学大学院文学研究科修士課程入学
昭和60年 同修士課程修了,同博士課程入学
昭和63年 日本学術振興会特別研究員(平成元年まで)
平成3年 博士課程満期退学
平成4年 武蔵大学非常勤講師
平成5年 早稲田大学非常勤講師
平成9年 武蔵大学助教授
平成14年 博士(文学,早稲田大学)の学位を取得
平成15年 武蔵大学教授
■主要著作・論文・研究活動など
(単著)『改宗と亡命の社会史:近世スイスにおける国家・共同体・個人』(創文社,2003年)
(共著) 森田安一編『日本とスイスの交流』(刀水書房,2005年) :「スイス絹商人ハンス・シュペリの見た明治の日本」
(翻訳/共訳) ウルリヒ・イム・ホーフ『スイスの歴史』(刀水書房,改訂版2003年)
(辞典項目)『岩波キリスト教辞典』(岩波書店,2002年):「聖書翻訳(ドイツ語)」「ルターの卓上説話」その他の項目
(論文) Die reformiert-presbyterianische Kirche im Japan der Meiji-Zeit: Eine Keimzelle der Demokratie, in: Asiatische Studien. Zeitschrift der Schweizerischen Asiengesellschaft, Bd. LVIII-2(2004), Das Bild der Schweiz im Japan: Rezeptionsformen im 20. Jahrhundert, S. 430-449.
(論文)「白い肌のアジア人: レンヴァルト・ツィザートの『日本誌』(1586)を読む」『武蔵大学人文学会雑誌』32-2 (2002),1-33.
(論文)「スイス商人ハンス・シュペリの日本論: 印章にみる日本の文化と社会」『武蔵大学人文学会雑誌』37-4 (2006),131-149.
(教科書) 武蔵大学人文学部ヨーロッパ比較文化学科編『ヨーロッパ学入門』(朝日出版社,2005年)第2部第2章「ヨーロッパ世界の形成と変容」
■専門・所属学会・その他前年の主要社会活動
専門は西洋史。とくに中世・近世キリスト教史。ケーススタディーを行う地域としてはドイツとスイスが多い。日欧交流の歴史も研究している(16~19世紀の欧米世界における日本人論の系譜など)。所属学会:日本西洋史学会、キリスト教史学会、比較法史学会など。
■メッセージ
人文系の学問(言語や文学・歴史・思想・芸術など)を修めても社会人としての実践的な力は身につかないと考える人が多いのですが、それは大きな誤解だと思います。これらの学問は私たちに、たとえば高度な言語の運用能力、多彩な表現力、正確で論理的な思考能力、問題解決能力、人間についての深い洞察、芸術的感性といった高度な知力・教養・品格を与えるのであって、それらを身につけた人こそ、将来、職業生活や日常生活において本物のリーダーシップを発揮できるのではないでしょうか。これがいわゆるリベラルアーツの精神であり、武蔵大学は昔も今もこの精神に満ちていると私は自負しています。

